オーブンレンジは日々の暮らしに欠かせない家電製品です。
多くのブランドやモデルが市場に溢れており、どの製品を選ぶべきか決めかねることも多いです。
「安価な製品を購入したけれど、早く故障してしまった」というようなことがあります。
また、「高価な家電を購入したが、自宅には不向きだった」というケースも。
そんな後悔を避けたいものですね。毎日使うアイテムだからこそ、適切な選択をして、快適な生活を実現したいものです。
この記事では、購入を避けるべきメーカーやその特性を詳しく説明し、オーブンレンジの選び方や推奨するブランドについてもご紹介します。
こんなオーブンレンジは買ってはいけない
どういうオーブンレンジを買ってはいけないのか特徴を紹介します。
容量が少ない
オーブンレンジの容量が不足していると、一回で加熱やオーブンできる食品の量が限られてしまいます。
その結果、加熱やオーブンをする回数が増え、それに伴って時間やエネルギーの消費も増えてしまいます。
ですので、ご家庭の人数やどの程度頻繁に使用するかを考慮し、適した容量のオーブンレンジを選ぶことが重要です。
電子レンジを選ぶ際は、外側のサイズだけでなく、内部の容積(リットル単位で表示)も考慮することが可能です。内部容積の基準を参考にして、自分の生活スタイルに適した電子レンジを選びましょう。
一人暮らしの場合、20リットル以下のモデルが適しています。 二人暮らしの場合は、20リットルから25リットルの範囲が望ましいです。 3~4人家族では、25リットルから30リットルが適切です。 4人以上の家庭では、30リットル以上の大容量モデルを選ぶとよいでしょう。
設置場所と合わないサイズ
オーブンレンジを選ぶ前に、設置予定のスペースの幅、高さ、深さを計測することが大切です。
適切なサイズでなければ、オーブンレンジを設置することができなかったり、ドアが開閉しづらいといった問題が発生する可能性があります。
さらに、設置場所の近くに電源コンセントがあるかどうかも、事前にチェックしておくと安心です。
ガラス製の壁や家具の近くでの設置
もし設置場所の後方にガラスがある場合、注意が必要です。家電からの熱とガラスの冷たさとの温度差によって、ガラスが割れる危険性があります。安全を確保するために、ガラスとの間には最低20cmの隙間を設けることを推奨します。
壁に接する部分の対策
壁に密着して設置できる家電も、壁の素材によっては問題が生じることがあります。壁に接触跡が残ったり、結露が発生したりする可能性があります。これを避けるために、壁との間に少し隙間を空けると良いでしょう。また、壁面にアルミホイルを貼って保護することも有効です。
冷蔵庫などの上への設置
冷蔵庫の上など、他の家電の上に新しい家電を設置する場合は、その表面が耐熱100℃以上であるかを確認してください。これは、下の家電からの熱で上に置いた家電が損傷するのを防ぐためです。
熱に弱い家具や壁面への影響
最後に、排気口が直接熱に敏感な家具やコンセントのある壁面に向けられている場合は注意が必要です。熱による変形や損傷のリスクを避けるために、これらの家具や壁面からは距離を置いて設置することをお勧めします。
必要な機能が足りない
オーブンレンジには、メーカーごとに多様な機能が搭載されています。
その中には、以下のようなものが含まれます:
- マイクロ波加熱(レンジ機能)
- 熱風加熱(オーブン機能)
- 焼き目をつける(グリル機能)
- 赤外線センサー
- 温度センサー
- 加熱による蒸気発生
必要な機能がない場合、日々の使用に不便を感じることもありますし、逆に機能が豊富すぎると、操作が複雑で使いこなすのが難しくなることもあります。
お使いになる方のニーズと予算を考慮しながら、必要な機能を備えたオーブンレンジを選ぶことが重要です。
形式の古いもの・中古
オーブンレンジの各部品には、通常8年間の保有期限が設けられています。
そのため、古いモデルのオーブンレンジを選んだ場合、必要な部品が手に入らず修理が難しくなるか、修理費用が高額になることがあります。
また、オーブンレンジは日常的に使用する製品であり、中古品を購入すると早期に故障するリスクが高まります。
これらの点を考慮すると、型番が古いものや中古のオーブンレンジの購入は避けた方が無難です。
温度調節機能がない
温度調整ができないオーブンレンジを購入すると、料理の種類によってはうまく調理できないことがあります。
例えば、お菓子を作る際、正確な温度設定ができないと、中心部が生焼けになるリスクがあります。また、パンを焼く場合、適切な火力が得られないと、パンがきちんと膨らまない事態になりかねません。
したがって、お菓子作りを頻繁に行う方は、10℃単位で温度設定が可能なオーブンレンジを選ぶことが望ましいでしょう。
周波数が合わない
周波数設定を変更できないオーブンレンジを選ぶと、地域によっては使用できない可能性があります。
例えば、西日本から東日本に引っ越した際、周波数を変更できないオーブンレンジでは、新しい地域での使用が不可能になることがあります。
このため、お住まいの地域に合わせた周波数設定が可能なオーブンレンジを選ぶか、あるいは50Hzと60Hzの両方に対応するヘルツフリーのモデルを選択することが重要です。
オーブンレンジを買ってはいけない時期とは?
新しいモデルのオーブンレンジが市場に出る直前は、購入のタイミングとして避けた方が良いでしょう。
これは、新型の発売前に既存モデルの価格が下がることが一般的ですが、新型が市場に登場すると、価格が上昇する傾向にあるためです。
オーブンレンジの新モデルは、大抵毎年7月から8月、そして11月から12月にかけて発売されることが多いです。
また、年末年始やボーナス時期、決算期などには家電量販店でセールが開催されることもあります(店舗によってセール期間は異なります)。
セール期間以外や品薄な時期は、価格が高くなる可能性があるので、そのような時期には購入を控えることをお勧めします。
壊れやすいオーブンレンジのメーカーは?
購入を避けるべき、故障しやすいオーブンレンジのメーカーは存在するのでしょうか?
新規のメーカー
長年の実績を持つメーカーと比較して、市場に新しく参入したメーカーでは品質や耐久性について不確実な面があることがあります。
外観を重視した製品であっても、品質が必ずしも高いとは限らない場合があります。
もちろん、全ての新規メーカーがこのような問題を抱えているわけではありませんが、購入前には機能や性能をしっかりと確認することが大切です。
海外のメーカー
不明瞭なブランドや外国のメーカーの製品は選ばない方が賢明かもしれません。
これは、保証の欠如、カスタマーサポートが不十分、対応が遅れるといった、大手メーカーに比べてサービス体制が整っていない可能性があるためです。
海外メーカー製の製品の場合、日本語の説明書がなかったり、国内での修理サービスが提供されていないこともあるため、注意が必要です。
バルミューダ
バルミューダのBALMUDA The Rangeは、その洗練されたデザインや、通知音に実際のギター音を採用している点、そしてシンプルな機能性に優れていることで知られています。
ただし、一部のレビューでは、耐久性に問題があることや加熱の均一性に欠けるとの指摘も見られました。
うちのバルミューダのオーブンレンジ。たった3年半で壊れた。正確にいうと、出来上がりのお知らせギター音が先に壊れてしまったから、3年使えてない奴。
オーブンもダメダメだし、カッコだけのだめメーカー。
炊飯器もすぐ壊れて有償修理に腹が立って捨てた。高い買い物だった。— ゆきぴー (@4FAAlaNdP9j1yph) February 8, 2021
バルミューダのオーブンレンジ壊れた。3年持たなかった。ちゃんと壊れやすいみたい。へへ…。
— anton (@___ant0n) September 12, 2023
オーブンレンジのメーカーごとの特色とは?
東芝、日立、シャープ、パナソニック、アイリスオーヤマの各オーブンレンジには、それぞれ独自の特徴があります。
- 東芝:ドーム型の庫内で高火力の加熱を実現し、庫内全体を効率良く温めます。
- 日立:独自開発されたセンサーを用いて、自動で最適な火力と加熱時間を調整する機能を持っています。
- シャープ:レンジ機能にはトリプルセンサーが付いており、精密な加熱を可能にしています。
- パナソニック:余熱を使わずにも美味しく調理できるグリル機能が特徴です。
- アイリスオーヤマ:タンク式スチームを採用し、スチーム調理に特化しています。
東芝
「石窯ドーム」は、ヨーロッパの石窯焼きの技術を採用しており、350℃の強力な高火力で庫内を均一に温めることができます。このため、じっくりと美味しく料理を焼き上げることが可能です。
この高温での加熱は、調理時間を短縮する効果があり、「ピザ」や「肉料理」などをより本格的に仕上げることができます。
日立
日立のオーブンレンジは「ダブルスキャン」という機能を採用しており、これにより食品の「重量・赤外線・温度」を自動で測定します。この機能により、食品の重さやオーブン使用時の内部温度を自動で把握し、調理に最適な設定を行います。
このシステムにより、料理に応じて最適な焼き加減を自動で調整し、理想的な仕上がりを実現します。
シャープ
シャープのオーブンレンジは、その高度な「トリプルセンサー」機能により、加熱機能が特に優れています。
このシステムでは、「絶対湿度」センサー、「赤外線ムーブ」センサー、そして「温度」センサーを利用しています。これにより、オーブン内部が熱くなっても連続して効率良く加熱することができ、さらに、2つの異なる食品を同時に温めることも可能になります。
パナソニック
「ヒートグリル皿」を使用することで、パンやハンバーグなどの料理を裏返すことなく、両面を均等に焼くことが可能です。
さらに、凍った状態の食品でも、解凍することなく直接グリルに並べて焼けるのが特徴です。
多くのユーザーからは、この機能の豊富さとメニューの多様性に関して高い評価が寄せられています!
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマのオーブンレンジは、高機能でありながらコストパフォーマンスに優れている点が特徴です。
その一例として、タンク式スチーム機能が挙げられます。この機能では、タンクに水を入れてセットすることで、「加熱水蒸気」を利用したスチーム調理が可能になります。
このスチーム調理により、脂分を減らしながら食品を均一に加熱し、美味しい料理を作ることができます。
今買うならこれ!おすすめオーブンレンジ3選!
おすすめのオーブンレンジを、機能性、コストパフォーマンス、デザインの各観点からご紹介します。
購入時には、最も重要視したい点を優先して決定すると、選択に迷うことが減るかもしれません。
機能性ならこれ!パナソニック ビストロ スチーム オーブンレンジ NE-BS6A-K
「パナソニック製のNE-BS6A-K型ビストロスチームオーブンレンジ」は、その多機能性と利便性で注目されています。以下はこの製品の主な仕様です:
- メーカー:パナソニック
- 型番:NE-BS6A-K
- 梱包サイズ:55 x 49.5 x 41 cm
- 色:ブラック
- ワット数:1350W
- 追加機能:解凍
- 梱包重量:18.8キログラム
- 電池使用:いいえ
- メーカー保証:1年間
- ブランド名:パナソニック(Panasonic)
- 容量:25L
このオーブンレンジの特長としては、ヒートグリル皿を使用した両面焼き、50種類の和食メニューの自動調理機能、および使用頻度の高い機能を保存できる「カスタム画面」機能が挙げられます。また、耐熱ガラスボウルを使用して素早く本格的な中華料理を作ることができ、グリルとレンジ機能の使い勝手も良好です。
機能性を重視することで、日々の調理がより快適で時短にもつながるこのオーブンレンジは、様々な料理シーンにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。
コスパ重視ならこれ!アイリスオーヤマ オーブンレンジ MO-T1501-W
「アイリスオーヤマ製のオーブンレンジMO-T1501-W」は、手頃な価格で基本的な機能を備えた製品です。2023年10月現在、税込価格は13,500円です。以下はこの製品の主な仕様です:
- メーカー:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
- 型番:MO-T1501-W
- 梱包サイズ:51.2 x 40.2 x 34 cm
- 色:ホワイト
- 内容量:15リットル
- サイズ:ダイヤル式
- ワット数:1300W
- その他の機能:全国対応(電源 AC100V 50/60hz)
- 容量:2枚のトーストが同時に焼ける
- 梱包重量:14.24キログラム
- 電池使用:いいえ
- 電池付属:いいえ
- メーカー保証:1年
- ブランド名:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
- 商品重量:12キログラム
このオーブンレンジは、レンジ、トースト、グリル、オーブンのワンタッチ操作が可能で、40℃の発酵モードを手動で選択できる機能が搭載されており、パン作りにも適しています。広々とした庫内は2枚のトーストや大きなコンビニ弁当を一度に温めることができます。
シンプルなデザインと基本的な機能を備え、予算に制約のある方や学生、一人暮らしの方に特におすすめのオーブンレンジです。
デザイン重視ならこれ!シャープオーブンレンジ RE-SD18A-B
W(ダブル)スキャン
日立の一部オーブンレンジモデルには、W(ダブル)スキャンという特別な機能が搭載されています。
この機能は、異なる容量の二つの食品を同時に温める際に役立ちます。それぞれの「重さと表面温度」を迅速に測定し、二つの食品をそれぞれ最適な温度に温めることができます。
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